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Kaori Naka

Author:Kaori Naka
東インド古典舞踊オディッシーダンサー。オディッシーの中でも日本ではめずらしいデバプラサッドダスステイルを継承しています。
インド首都、デリー在住です。

仲 香織の詳しいプロフィール&
クラス情報を知りたい方はホームページを御覧下さい。→→→Debadhara HP

公演やWSのお知らせ→→→→HP Debadhara Yoga&Odissi

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Debadhara OdissiのBlog
・・・・・デリー在住の日本人インド舞踊家のたわいのない話。東インド古典舞踊やヨガ、おススメイベントや、日々の事をつづっています・・・・・・    ・・・たまに役立つインド情報満載!・・・    
5/30@Rabindra Mandap [Deba Smruti]
毎年の夏のワークショップの後は、発表会的な大きな公演があります。
ワークショップで習った演目をこの公演で披露するのです。

今年は、オディッシーダンス以外にも、バジャン(歌)が組み込まれています。



夏のワークショップはしんどかったです。朝の時間、ちょうど停電になるので、
ファン(扇風機)がない中、延々とエクセサイズとステップが続きます。
なぜか、スパルタで、電気があっても、ファンをとめないといけない!というルールが
ありました。狭い教室は、酸欠状態。。
気が遠くなるすれすれの状況を味わいました。
でも、この夏の暑い時期こそ、練習できるのです!

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Cuttack Mohotsav National Dance  24th&30th
cuttuckprogramme.jpg

SAVE0541.jpg


あんまし暑くないやん!と思ったデリーから、オリッサにやってきて、愕然。
ああっつ~~う 灼熱って、これよねえ。暑い。。。。
肌がじりじりしているのが分かる。

ついてそうそう、グルジに、明日4時、リハーサル。
音楽家たちが来るから!
え~~~生演奏なの~~
さすがグルジ、やることがいつも想定外。

公演は、住んでいる都市ブバネシュワルから1時間くらいの所、元州都のカタックという所。
CUTTACK MOHOTSAV
National Dance & Music Festival

ひさしぶりの生演奏でのリハーサル

!!!
うわ~楽しい。

マルダラ演奏者は、グルジのグルジ、グルデバプラサッドダスの演奏をした超ベテラン。
ベテランだけど、素朴で、力強い本当に、生の力!
こんな生音で踊れるなんて、ほんと幸せ!
歌は、私が好きな歌い手さん。
2時間以上のリハで、身体はぐったりなはずなのに、いつまでも踊れる感じがして、うわ~~最高!!

演目は、グルジに自信がないからやりたくないといった矢先に、「よしドゥルガに決まりだ!」
といわれ、あげくのはてに、30分の持ち時間があるから、アビナヤとンモクシャも踊ることに。。
さすがグルジ。チャレンジャー!

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
さて、公演の日、
野外ステージで、ライトもがんがん。

かおり大丈夫か?大丈夫か?
グルジも、音楽家も、私を心配してくれました。
なぜなら、この同じメンバーの音楽家で、数年前、演目の半分を忘れるという大失態をおこしたから。。
今では、グルジも笑い話にしてくれているけど、あの時は、3日間グルジは話をしてくれませんでした。
でも、なんだか、今回は、うまくいく気がしました。
リハーサルで感じた楽しさが身体に残っていて、早く踊りたい!
とか思ったりして。。

そして、本番。
最初、ドゥルガは、ポーズをとるところからはじまり、法螺貝の音から始まるのだけど、突然、バイオリンがメロディーを演奏しはじめ、
なんともへんなスタート。

あれれ~~~

マルダラも歌も間違いだらけ、必死に聞き耳たてて、グルジの声だけをたよりに踊るしかない。
そして、グルジのボールも、とんちんかんに。

あはは。。。

気持ちが冷静だっただけに、ああ~残念!
と踊り終えて、グルジにみんな間違いだらけだったよ~と言おうと近づくと、
グルジは、私を無視して、バイオリン演奏者にもう突進。
あわや乱闘か!という勢いで、グルジはすべての音楽家に怒りくるっていて、大喧嘩!
こっちは、苦笑いするしかない状態。

あはは。。。面白!グルジやっぱり最高な人だなと思いました。
音楽家も、間違ったくせに、自分の間違いを認めなくて、そこにまたグルジは切れまくり、
別の学校のダンサーになだめられて、乱闘をとめられている始末。

ものすごいいい経験をさせて頂きました。
グルジは、車の中でも、思い出しては、また怒り、でも、ライブはライブだ!本物はライブにしか出せないといい、納得していました。
その通り。ほんとその通り。
マルダラの力強いエネルギーとそれをダンサーの身体で受けて、
エネルギーの融合のような不思議な空間。
ほんと、ライブって最高と思いました。
今まで、間違いのないCDがいいと思ってきたけど、やっぱりライブにしか出せない魅力はあるのは間違いない!
インド人と日本人(足の音&足の乾燥度合い)
インド人のステップの音は、「パコパコ」ととても気持ちがいい。
高く透き通った音がなる。

日本で練習していたときは、ぜんぜん音がならなかった。
カナダの先生(インド人移民)に習ったときに、その違いをまざまざと見せ付けられ、

これは、うまい下手ではなくて、インド人の足の構造が違うからだ!と思うようになった。
インド人は、人にもよるけど、こどもの時からパコパコと意図も簡単にならすから、
う~~~ん。きっとこれは、一生無理なんだと思った。

しかし、時がたち、私もそれなりに、パコパコとなるようになってきた。
この夏の練習では、異様に大きな音がなり、インド人以上になるようになった。

そしてふと自分の足を観察すると、!!!!
やっぱり!私もインド人のような足になってきている!!
足の甲がはれているように、膨らんでいるの!!
(練習のしすぎで、まじ腫れているのかも??)

う~ん。やっぱり構造のせいか??
もうひとつ、足の構造のせいにしていた事は、ブラマリー(回転)

ブラマリーがへたくそだった私は、自分の足の裏が、汗ばんでいる性質のせいで、
スタックしてうまく回れない!!!と思っていた。

しかし、また時がたち、ブラマリーもインド人なみにまわれるようになった。
自分の足を観察すると、あの裏が硬くなりすぎて、乾燥?なのかなんなのか、
インド人のような足の裏になっている!!!お~~~~~~
もはや、日本人のようなつるつるとした足ではなくなっている。。。
やっぱりね。。。言い訳????

言いわけよねえ~~
太っているインド人が、優雅な動きがうまく見えるのも、
これまた、言い訳よねえ。。。こつこつがんばり、時がたてば、また、私の体も
変化していくのよねえ。。。



「ジョーガ」 YOGAの発音
オリッサの言葉、オリヤ語は、かなりサンスクリットに近いらしい。
たとえば、寒いは、「シットラグチ」

「シット」は、寒いということで、これは、
ヨガのプラナヤマの1つ「シットカリ」というのがあり、これは、
身体を冷やす(熱をとる)目的のもの。
初めて、このオリヤ語を知ったときは、おお~~~~と思ったもの。

さて、今回の発見は、「ジョーガ」
オリッサ人は、ヨガのことをジョーガと発音する。ヨーガともヨガとも発音しない。
JOG〔ジョーグ:つなぐ〕は、ヨガの語源と聞いていたので、これまた、おお~~~と思いました。

そして、今日の、もうひとつの発見は、「AJNA チャックラ」
このAJNAの発音が、今まで実は疑問でした。なぜなら、外国人は、「アジェナ」と発音するのが多いけど、
今までに、インド人では、「アキアナ」と発音する人もいたし、う~~んと思っていました。

今日解決しました。
アジェナは、やっぱり英語読みでした。
サンスクリット読みでは、「アッギャーナ」「アッキャーナ」つまり、「アキアナ」は、この発音を聞いたのだった!
なるほど~~~~~~

ふふふ。勉強になるなあ。。楽しい~


クリヤ(浄化法)
クリヤ


今日のヨガは、クリヤをしました。クリヤとは浄化法の事。
クリヤの方法にもたくさんあるけど、今日したのは下の3つ。
1つ目のは、初めてでした。

●SHANKAPRAKSHALANA 
2杯の塩水を飲んで、5つのアサナをする→これを3セット繰り返す。
トイレへ行って、おなかすっきり!

●JALA NETI
鼻にポットをつっこんで反対側の鼻の穴から水を出す。

●VAMAN DHAUTI
6杯の塩水を飲んで、手をつっこんではく。


吐くエクセサイズは、やっぱりきつい。そして、インドの生水?を飲むのもつらい。。
家に帰ってから、一瞬でしたが、恐ろしく下痢になりました。


ところで、前から疑問だった事がありました。
それは、「カパールバティ」は、プラナヤマかクリヤか。
カパールバティは、クリヤの1つなのに、なぜいつもプラナヤマのカテゴリーに入るんだろうと。。
先生に聞いてみましたが、やっぱりあいまいな答えでしたね。
両方的な要素があるということなんでしょうねえ。。



オリッサにあるペインティングビレッジ
ペインティングビレッジ「ラグラージプール」

プリーから10キロくらい離れた所に、ラグラージプールという
ペインティングビレッジがあります。やしの木に描いた絵や、ポトチットラという絵が有名です。

ほんと、ひさしぶりにタクシーをかりて、訪れました。
数年前のプリーのように、おだやかで、静か。。。

とても思い出深いビレッジです。
実は、私がはじめてオディッシーダンスを見た場所です。
その時、ああ、この踊りを習おうと決めたのでした。
この地は、グルケルチャランモハパットラ出身地らしく、そこいらの少年は、ゴティプア少年!
ゴティプア少年は、腰つきがあきらかに、ダンサーですぐ分かる。


唯一1つあるチャイ屋さんで、チャイを飲みながら談話。
ヒンディー語を話せるということで、私たちは、勝手に、北インドにあるマニプリ出身
という事で話がすすむ。(日本人と分かるとぼられるので、否定はしない・・)
「マニプリの太鼓と踊りはすばらしい!」
と一人の物知りおじいちゃんが、語っていました。
オリヤ語を話すと、おじいちゃん、うれしそうな顔!
歯が抜けてぼろぼろ、くちゃくちゃな顔。笑顔が忘れられない!

家の壁あちらこちらに、マハバーラタなどの絵が描かれて、普通の待ち人が職人さんで、
家に作品兼、商品がおいてある。すべての作品はほんと素晴らしいし、
あちらこちらで、作品製作にとりくむ光景はまさしく、芸術の村!
オリヤ人もボラれるというこの村。いや~しかし、ひさしぶりでほんと行って良かった!

スワミジ from サッティヤナンダアシュラム
スワミジとは、インドのお坊さんのような偉い方で、結婚もせず、ヨーガの道をすすんでいる方です。
最近、インドのニュースで、とっても有名なバンガロールにあるアシュラムのスワミジの女性関係の
スキャンダルをビデオにとられて、公開されたというなんとも悲しい事がありました。

サッティヤナンダのスワミは、そんな事からは、かなり遠い感じのえら~いオーラが、出ている方でした。

毎朝、5時からのヨガコースは、
最初、スワミジのマントラからはじまり、
アサナや、プラナヤマなどあり、それから、恐ろしいスワミジのレクチャーがはじまるのです。
このレクチャーは、なんとも恐ろしく、つら~~~~い時間です。
なぜなら、講義は、ヒンディー語であるから。。。
勉強しているとはいえ、スワミジの話す言葉は特別で、ほとんど分からないから、必死で聞こうとしても
眠くなるばかり、
しかし、えら~~~いオーラが出ていて、緊張感ばりばりなのです。

「ヨガキャーヘ!なんとかなんとか・・・え~~~~!」
「マルムナヒ!なんとかなんとか・・・え~~~~!」

と必ず、語尾に、え~~~と威嚇するような言葉をはっするスワミジ。
時々、隣の人に英語で説明してもらうけど、それも限界ありで、う~ん。理解できないのが悲しいーー

今日の朝のマントラは、スワミジの歌!ハーモニアムをひきながら、大きな声でマントラを歌うスワミジに
感動!!すばらしい歌声。それをみんなで合唱。部屋中にバイブレーションが響き、それはそれは、
すばらしい空間がつくりだされていました。合唱!