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Kaori Naka

Author:Kaori Naka
東インド古典舞踊オディッシーダンサー。オディッシーの中でも日本ではめずらしいデバプラサッドダスステイルを継承しています。
インド首都、デリー在住です。

仲 香織の詳しいプロフィール&
クラス情報を知りたい方はホームページを御覧下さい。→→→Debadhara HP

公演やWSのお知らせ→→→→HP Debadhara Yoga&Odissi

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Debadhara OdissiのBlog
・・・・・デリー在住の日本人インド舞踊家のたわいのない話。東インド古典舞踊やヨガ、おススメイベントや、日々の事をつづっています・・・・・・    ・・・たまに役立つインド情報満載!・・・    
2/5 ワンワールドフェス出演
ワンワールドフェスティバルに生徒と一緒に出演します。
今回初出演の生徒さんもいますので、どきどきです。


2月5日15時半~15時55分の出演です。
シヴァ神のマンガラチャランとタケダというスタイを踊ります。
ぜひぜひお越しください~~


onefes19th_pdfdatafinal[1]


■シヴァ神のマンガラチャラン
シヴァ神は、ヨガの達人、いつもガンジス川のほとりで瞑想しています。
世捨て人なので、髪はホームレスのように固まっています。
シヴァが怒りを表すとき、この髪は大きく広がります。
愛の神様カーマデーヴァがパルバティとシヴァをくっつけようと愛の矢を放ちます。
しかし、その時シヴァは瞑想中。第3の目を見開いて、シヴァは、カーマデヴァのプライドをこなごなに
してしまいます。

■スタイ
たくさんの楽器のポーズが登場します。まるで、彫刻にほられた楽器をもった女性たちが、
音楽のリズムの楽しさに誘惑されて踊ってしまう♪というような構成でとってもかわいい演目です。




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神性
昨日、リハーサルがあり、帰りに生徒さんの一人が、

「インド舞踊は単なる踊りじゃなくて、何かあります・・・」

という事をおっしゃいました。その通り。何を今さらと言われるかもしれませんが、
本当に踊っていてそう思います。

たとえば、
「愛は地球を救う」
のように確かにそうなんだろうけど、いまいちピンと来ないようなキャッチフレーズがあります。
そんな感じで、インド舞踊は、インドの神様をテーマに踊るから、神性があって当たり前だのクラッカーと
言うわけではない!


これは、実際にインド舞踊を踊る人でないと分からない感覚かなと思います。
確かに、神性が踊りにはある。。
なんか、とてもぐっとくるようなコメントで、寝る前にぐるぐるその事が頭をまわり、
考えてみました。(こう言う事を考え始めるとまじ眠れない!舞踏の先生に教えてもらった眠れる呼吸法を
ためしためし、昨日はやっと眠れたのでした。。。)




「神性」という感覚は、大学院時代にはじめてしりました。
私には、恩師が2人います。二人とも画家で
一人は、クリスチャンで「感じなさい~」とうのが口癖。
この先生からきっと、大いなる力「神性」という存在を言葉で、そして
感覚を教わったのだと思います。

もう一人は、落書きアートなどで有名になった絵描き先生。
私をどん底から救ってくれた大切な先生です。
人間のエゴに苦しんで悩んでいた時期に、先生の人間のエゴ丸出しの絵と青い空。本当に本当に感動しました。
私はこの絵で、大学をやめようと思っていたくせに、大学院まで進む事を決心したのでした。
そして、先生の感じる「神性」は、今の私の活動を支えています。



逆に
「神性」を感じない人生ってどんなのだろう。。。
インド舞踊やヨガやもちろん宗教だけでなく、「神性」を感じるものはたくさんあると思います。


















最強の踊りプラスクティスCD
今回、グルジから踊りのエクセサイズとステップのCDをプレゼントしてもらいました。
グルジからプレゼントされるなんてほんと、今までにあったかな====


それはさておき、


このCDはほんとにすばらしい!!
グルジのマントラから始まり、永遠に続くんじゃないかと思うくらい長~い、長~い
ステップ練習用のグルジの声が入っています。マントラやっぱりえーなー。
すっと気持ちが集中します。


やっぱり基本が一番大切。
でも自分一人でステップ練習するのって本当に本当に難しいものです。。。


インドでは、週2回、ステップのグループ練習があります。
小さなこどもがメインで10人~20人くらい毎回参加します。
私がインド滞在している時は、グルジがさぼっているのか、いつもお休みが多いのか、
私がクラスを担当するはめになることが多いのです。

木の棒をもって、ガンガン音を出しながら、へたくそなオリヤ語で、指導します。
前は、このプラクティスCDがなかったので、全部声で練習させないといけなかったのですが、
今回から、このCDをかけながら練習する事にしたようです。

全然やる気のないインド人の子どもたち。怒りちらしながら、ステップ練習をさせます。
ちょっと目を離すと、すぐにさぼる子どもたち。私は逆に、この練習の機会がうらやましいよ!
と思いながら、オリッサでこんなにすぐに踊りの練習ができる環境にあるこどもたちを指導していました。

日本だと本当にさぼってしまう私。簡単なヨガはしんどい思いなしに続けられるけど、
踊りの稽古は、ただただ苦しい修行です。しかし、舞台で踊る時の気持ちよさをイメージして
この苦しさを乗り越えます。今でも、去年来日したスジャータさんもステップ練習しているらしいです。
やっぱり、基本が一番大切なんですね。

ということで、このCDで最低週に2回は、ステップを踏むと決意して、ひそかにひそかに練習を続けたいと思います。グルジの声を聞くと、グルジがとても近く感じるので、とてもうれしいし、さぼるとグルジが睨んでいるような気になります。グルジありがとう。















「ロックスター」を見ました。★ヒンディー映画
ヒンディー最新映画 Rock Starという映画を見ました。
この映画の中に、ニザムディンで見たスーフィー音楽のシーンが出ていました。

名前なんだっけ。とってもいい俳優さんになりました。すごいいい映画でした。
音楽もすばらしくて、ザ・ボリウッドって感じの音楽の挿入でなくて、
すごく自然。映画館で見たかった。。

今回のインド滞在で撮影した画像です。同じ音楽が映画の中でも歌われています♪
そして、映画の中でも同じ人が登場していたので、ちょっと感動。





ニザムディンでの体験(イスラム神秘主義・スーフィーの聖人)
sufi.jpg

勉強不足であまり詳しくは知らないけど、スーフィーのえらい人、ニザムディンさんのお墓がある所で、
毎週、祈りの歌がうたわれています。おひねり(たぶん不適切な言い方ですね)たっぷり。


このニザムディン(エリア名でもある)に1年間もすんだくせに、一度もきたことがありませんでした。
なぜなら、異色なイスラムの参道はちょっとこわいような雰囲気があるからです。
ニザムディンさんのお墓は細い細い道の奥の奥にあります。モクスをぬけ、物乞いをぬけ、イスラム色一色の
本当に特殊な雰囲気です。


たまに、朝ごはんのパン(分厚いピタパンのような特別なパン)を買いにきたくらいで、
ここら辺の細い道に一人で来る勇気がありませんでした。しかし、毎週木曜日の夜になると、外の道路にまで、
車がいっぱい。何だろう。と思っていましたが、昨日、ついに!!
これが見たいがために、サーンチ観光をやめて、デリーに滞在をきめたのでした。


メインの歌う人がいて、まわりの10人くらいもみんな歌い、イスラムの力強い祈りの声が響きます。
すごいなあ。イスラムの祈りのパワーは本当にすばらしいと思います。

外側には、長い髪をX Japanのように(またまた不適切な言い方でしょうか?)
ぐるぐるぐるぐる、まわしている女性が。トランス状態になっちゃったのか、ずっとこんな感じなのか。。

また、ひとつ面白い体験をさせていただきました♪










アッサム公演② 女王様?
すばらしい経験をさせていただきました。
年末からずっとついている♪今年は良い年になりそうです。

アッサムの州都ゴワティから車で6時間、かなりはなれたところに来ました。
中国国境近くです。人は本当に素朴でとことん良い人たち。
唯一知っているであろう「My name is ○○○○○」の英語を目をあわさず、次々言ってくるけど、
声が小さい、早口すぎて何言っているか全然わからん。。そのくらいシャイな人達でした。

ボロ族の言葉、「クルンバイ(ナマステ)」を推定8000人の観衆の前で、スピーチすると、
みんな総立ちで大歓声。私は、女王様ですか?!って感じの超超非日常な時を過ごさせていただきました。。

オーガナイザーに言われ、観衆に手をふる私。


あはは。何かが勘違いされている?!そのくらいものすごく歓迎をして頂きました。
スカーフを12枚。サリーを1枚、ボロ族の民族衣装1枚、その他民族帽子など山ほどプレゼントを頂き、
大変恐縮しました。。すばらしい経験でした。残念ながら肝心のオディッシーの踊りはあまり興味がないようで、
次の日の新聞は、民族楽器をひいている私の写真がでかでかと。踊りの写真はゼロでした。。。
ちょっとがっかり。。

news_2.jpg
news_1.jpg



でも、本当に、ものすごくすばらしい公演でした。わざわざ、ブバネシュワルまで一緒にきて、見送ってくる
オーガナイザー。どこまでいい人?!なんだか、心あらわれる旅になりました。
assam_p1.jpg
assam_p2.jpg
assam 010
assam_people.jpg




★★おまけ★★
ボロ族の日常
とっても素朴な生活をされています。
私のために、わざわざ、村人が、フォークダンスを披露してくれました。
assam_p3.jpg

日本の食文化の原型がここにある。かなり前に読んだ本に書かれていました。
お米を細かくし、薄く焼き、ゴマをいり、砂糖と混ぜたものを巻いてくるくる。
とってもおいしいおやつでした。

photo 015
photpita.jpg
















アッサム公演①
公演でアッサムに来ています。
携帯の電波がない(涙)タタよ!!


超熱烈歓迎で、すでに、伝統的スカーフを5つももらってしまいました。。。
なぜかマニプリの人もいて、マニプリスカーフも頂きました。
assam_all.jpg


州都ゴワティか今日は、さらに移動。ボロ族の踊りを見に行くそうです。
何でもこのボロ族のフォークダンスを有名にしょうという活動のフェスティバルらしい。

楽しみ♪


アッサムは色々な部族がいて、顔も色々です。ボロ族は、モンゴリアン系で、
チベットとつながりのある民族らしい。彼らの伝統的な衣装を着て、出迎えてくれました。かわいい!!

assam_boro.jpg




明けまして、ああ!グルジ!!
明けましておめでとうございます。
2012年です。

年末年始は、インドの聖地プリーへ行きました。
バスも道路もめちゃめちゃ混んでいました。
帰りの電車は、混みすぎて死ぬかと思いました。
次の日の新聞に死者が出たとありました。

今年は、どんな年になるでしょうか。
プリーで読んだヨガの本の中で、とても興味深いことがかかれていました。

内なる生命力と外の生命力の統合がヨガだと。

すごくしっくりくるなあと思いました。そして、年始フレッシュエアーをもらったせいか、
良い言葉がどんどん私にやってくる。

グルジと今朝、この踊りのスタイルについて話しました。
グルジが、「タントラがデバプラサッドダススタイルだ」と。
タントラは、本に一般に書かれているような単純なものではないことは確か。

グルジの言葉はすべてがすばらしい。
「クリシュナとかガネーシャとかが神様ではない」といい、大地に、棒でヤントラ
(三角と逆三角の組み合わせたもの)を描きながら、
「これが神様」だと言うグルジ。ものすごく哲学者だと思う。
グルジもタントラについてはっきりしているわけではない。
もちろん私よりも明確に感じているものと言葉で説明できるものが多いだろうけど、100%言葉では説明できない。
アーティストはビジョンをアートで表現する。グルジは踊りで表現する。
しかし、グルジと私の向いている方向性が一緒であることは間違いない。うれしい!

この数年、グルジの振り付けや言葉の奥の深さをどんどん感じる。
この人が、ピカソや岡本太郎に通じる「生命力」を踊りの「美」としていることは間違いない。
今日、確信に変わった。本当にすばらしいグルジ。

ものすごくすばらしい年になりそうな予感です!