久しぶりのオリッサ悲劇 |
大変な目にあった。 オリッサ州のロウルキラでの公演の後、ふらふらの状態。 夜の9時にメイクをしたまま、ブバネシュワル行きの電車に向かって、 舞踊家達は大きな荷物をもって、走る!走る!
グルジの「皆乗れ!」 という声を聞いて、みんなとにかく乗り込んだ。
やっと自分達の席までたどり着いたら、男達がどかっと座っている。 グルジは、コンファームされた席が表示された携帯が画面を、印籠のように 見せて、「これは、私達の席だ!」 と繰り返す。それでも、「いやいや、何言っているんだよ!俺達の席だよ」 引き下がらない男達。 「ブバネシュワル行きの列車の席は25~って書かれているんだよ!」 とグルジの言葉で、にや。
つまり、この列車はブバネシュワル行きではなく、ハウラ(コルカタ)行きだった。。 がっくし。夜中にふらふらになりながら、打開策を探すグルジ↓
![11050986_10204914818483098_1592563082_n[2]](http://blog-imgs-78.fc2.com/o/d/i/odissi/20150309142903e8e.jpg)
残りの舞踊家達は別の車両、しかもジェネラル(寝台ではない一般席)にいるらしいと 聞いて、グルジにそこへ行って彼らをこちらへ連れてくるように命じられる。 停車した時をねらって、ホームに下りて、ジェネラル席へ行くと、列車は動き出してしまった。 (他の舞踊家たちは、となりのエアコン席にいたらしい。。。。。) ジェネラルとエアコン席の間には、しきりがあって、行き来できないようになっている。 停車時間が短く、私は一人、ジェネラル席に取り残されてしまった。 ジェネラル席には、エアコンや寝台に乗れない人達、もしくはもっと短距離の旅行者達が 乗るので、それで、エアコン席に忍び込む不正を防ぐ為に、そういうふうに行き来できないようにしてある。 まわりを見渡すと、ぎょっとした。 地べたに普通に大の字になっているし、半数以上がらりっている。。(涙) 男ばっかりだし。恐怖をひさしぶりに感じた。 やっと、老夫婦を発見。おばあさんの隣に無理やり座らせてもらう。 降りた駅はタタナガルの手前。後で聞くと、オリッサとジャルカンド州の間?! おそらく、最も貧困層の多いエリアかな? ぼろぼろの毛布をずるずる引きすりながら、立ち上がりはとまり、 遠い方向を見つめている男(明らかにらりっている。。) 悪臭もする。 久しぶりのザ★インドを体感。恐ろしい。。
タタナガルの次の駅でやっと降りて、ブバネシュワル行きの別の列車を待つこと、夜中の2時半。やっと乗り込んだ時には、疲れすぎて、耳きーんとしたわ。。
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